遅ればせながら、映画「キャッツ」(字幕版)を観てまいりました。なんせ、猫好きでミュージカル好きのMarukoにとってはとても気になる映画でしたが、アメリカでは酷評されてると言うし、舞台の「キャッツ」も観たことはないのですが、CG?VFXっていうの?どうなんだろ?と思っていたのです。
違和感の正体
酷評されたワケ、すぐに分かります。
ニンゲンの顔に超リアルな猫の毛並み…そして、ほとんどの猫が裸。◯クビや◯◯たまが付いてないのがむしろ不自然なくらいなのです。
そして、ネズミやゴキちゃんまで人面(ジンメン)という。
そうこれが、違和感の正体。
人間なの? 猫なの? 化け物なの?
(~_~;)?
こんなにVFXを駆使するなら、顔も完全アニメにすればよかったのかも。いや、ワタシなら劇中劇の形にして、人間が衣装や小道具を使って猫になりきってる、あくまでも人間の物語にしますけどね。あれだけ歌唱力も演技力もある俳優さんたちですもの、CGで耳を動かさなくても、きっと全身全霊で猫になりきってくれますよ。むしろVFXが俳優さんたちの力を無駄遣いにしてるようで、モッタイナイ。
音楽が素晴らしい
でも、でもですね。
音楽は素晴らしいのです。さすが、「オペラ座の怪人」などでお馴染みのアンドリュー・ロイド・ウェバーの作品です。
そして、今は落ちぶれた元スター猫(舞台版では元娼婦ですが、映画ではそのような説明はありません。)のグリザベラが「メモリー」を歌う場面では、なぜか涙がポロポロ出てしまったのです。自分でもナンでか分かりません。トシで涙腺ゆるんだのか? いや、例の猫スーツでやや批判的に見ていたら、不覚にも急に感情を揺さぶられたのでしょう。この場面だけで、モトは取ったというか、お金を出して観る価値があった、と思えたのでした。
ちなみに、グリザベラは服を着ていました。ボロボロになったドレスの上に薄汚れた毛皮コートといった衣装です。ほかにも、長老猫やマジシャン猫など、服を着ている猫もいるのです。服を着ていると、違和感が薄れます。
結論
お願いですから、皆さん、服を着てくださいな~。
(///∇///)
音楽は良いし、舞台(ロンドンの街並みなど)の映像もキレイです。気になってるけどまだ観に行ってない方は、公開期間もあと僅かのようですので(映画館によって違うのかな?)、早めに行ってみてくださいね。
Marukoは俄然、舞台版を観たくなりました。
(^-^)/
(猫バカのバレンタインはこうなるよね。)