ベンガル娘のお休み処

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ホルモン療法(乳がん)の種類としくみ、いろいろ

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手術、抗がん剤放射線治療のいわゆる3大治療を終え、やっとホルモン療法に突入したMarukoです。

ホルモン療法は、女性ホルモン(エストロゲン)を取り込んで増殖する乳がんに効果があるのですが、ホルモン療法にもいろいろあるみたい。

 

ホルモン療法の種類としくみ

  1. LH-RHアゴニスト製剤
  2. エストロゲン
  3. アロマターゼ阻害薬

簡単にしくみを説明すると、

1は、脳下垂体から出るLH-RHという卵巣を刺激するホルモンを抑え、卵巣の機能を低下させる(餌のエストロゲンを作りにくくする)

2は、エストロゲンに似た構造のものを取り込ませて、エストロゲンが作用しないようにする(がんが疑似餌を食って死ぬ)

3は、閉経後の場合、副腎から出るアンドロゲンという男性ホルモンを女性ホルモン(エストロゲン)に変換するアロマターゼという酵素の働きを抑える(女への変身スイッチをOFF)

1は皮下注射、2と3は飲み薬です。

そして、閉経前の場合は2(1を併用)、閉経後の場合は3を使います。

 

閉経後も女性ホルモンができるって知ってた?

Marukoは、3のアロマターゼ阻害薬を使います。

実は、Marukoは5年くらい前に子宮と両側の卵巣を全摘しています。子宮筋腫でしたが、卵巣も嚢腫があり、予防的に摘出したものです。

で、Marukoは卵巣がないので女性ホルモンは出ないし、女性ホルモンを餌にする病気にもなりにくいと思っていました。乳がんになるまで、閉経後も女性ホルモンが出てるなんて知らなかったのです。

しくみは上の3でも説明しましたが、年齢的に卵巣の機能が低下したり、Marukoのように摘出した人は、男性ホルモンを女性ホルモンに変身させる機能があったのです。それが、アロマターゼという酵素で、これが脂肪組織にあるんだそうです。

女性が中年以降ぽっちゃりしてくるのは、女でいるための自然な働きなのかも… でも、これが乳がんの餌を作る。つまり、脂肪は乳がんのリスクを上げるのでした。

 

副作用など

副作用には、ホットフラッシュ更年期障害に見られるほてり)のほか、関節痛骨粗鬆症などがあります。

アロマターゼ阻害薬には3種類あって、そのうちの1種類を使い、副作用が強く出たら、薬を変えることができるそうです。が、Marukoの場合、前回の記事に書いたとおり、抗がん剤の副作用が残っているので、不調がどっちの副作用か分からなくなりそう… 先生も、「普通は抗がん剤の副作用が終わったころにホルモン療法が始まるんだけどな…」

骨粗鬆症対策としては、カルシウムをしっかり摂る(食事で難しいならサプリでもOK)ほか、「骨を支えるのは筋肉なので、筋力トレーニングをやってください。」だって。

 

さて、Marukoはこれからマッスルなおっさんを目指していくのであろうか?? L(>.<);


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(ひまんはリスク。うんどうしにゃいと。)