ベンガル娘のお休み処

ねこバカMarukoとベンガル蘭ちゃんの暮らし 

【本】「このあと どうしちゃおう」を読んで、今をどうしちゃおう


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Marukoは無宗教です。というか、結婚式はチャペルで、親の葬式はお寺でやった、日本人によくある「なんでも教」です。

 

日本人の宗教観

前回、「リメンバー・ミー」を見て、死後の世界を想像したところですが、本当はどうなのか…

正直、あまり信じてないというか、今ここにある意識がどうなってしまうのか、真剣に考えるのはコワイので考えないようにしているというのが本当のところかもしれません。オバケや祟りみたいなのも同じかな。信じていないと言いながら、バチが当たるようなことはしない、とか…

そういう人、結構いるんじゃないかな? やはり、日本人には「八百万の神」や「お天道様」が無意識レベルで刷り込まれている人が多いのかも? Marukoは特に、明治生まれの祖母に育てられた影響もあるかと思います。

そう言えば、「トイレの神様」という歌がありましたよね。おばあちゃん曰く、「トイレをキレイにしたら、べっぴんになる。」

うちもいたんです、「便所の神様」。Marukoのおばあちゃん曰く、「便所をキレイにしないと、便所の神様の祟りで目が潰れる。」

ひぇ~~~  ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

ほかに、そろばんを粗末にしても「そろばんの神様」の祟りで目が潰れます。「猫をいじめると7代祟る。」っていうのもあったな。

 

「このあと どうしちゃおう」

さて、話は戻りますが、一神教の宗教を持たない者にとって、死んだ後の世界とどう折り合いを付けたらいいのか。その「死んだらどうなるんだろう」って疑問を描いた絵本が、ヨシタケシンスケさんの「このあと どうしちゃおう」です。

このあと どうしちゃおう

このあと どうしちゃおう

 

ヨシタケシンスケさんの本は好きで、「リンゴかもしれない」「あるかしら書店」なども持っています。単純に面白いだけでなく、読むと、忘れていた引出しが開いたような、新しい視点を得て感覚が刷新されたような気分になります。

「このあと どうしちゃおう」は、「ぼく」のおじいちゃんが「このあと どうしちゃおう」って書かれたノートを残して死んだことから始まります。

そこには、天国はきっとこんなところ、こんな神様にいてほしい、とか、みんなを見守る方法などが書かれています。なんだか楽しそう。ぼくもノートを買ってきた。

でも…死んだ後より生きているうちにやりたいことがたくさんあることに気が付いた!

 

死んだ後どうしたいかを残しておくことも大事だけど、生きているうちに何をしたいかも大事。「死」を考えるとき、とても共感できる本です。しかも、それが癒しMaxの絵本でなんて、うれしくなります。(^^)d


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(たのしいこと いっぱいするよ。)