米国では、白人警官が黒人を死なせたことをきっかけに、抗議デモが大変なことになっていますね。
抗議する人たちの中には、平和的に訴えようとする人と、暴徒化、過激化する人がいるようです。
3人の会話
このようなことは今に始まったことではなく、そして、未だ変えることができていない…若い世代が良いやり方を考えるようにと訴える、違う世代3人の会話が話題になっています。
人々が、世界が、ひとつになってコロナに立ち向かわなければならないときに、分断を生じてしまうのは悲しいことです。
が、日本人には理解が難しい、根深いものが米国には存在するのでしょう。
「非色」
Marukoは昔読んだ、有吉佐和子の「非色」を思い出しました。読んだのは10代の頃だったと思います。
進駐軍の黒人男性と結婚し渡米した主人公の女性が、アメリカ社会における人種差別の渦中で生き抜く物語です。
アメリカの人種問題や格差社会について初めて知った機会だったんだと思います。黒人だけでなく、ヒスパニック系やアジア人も差別される側であったり、同じ人種の中でも格差があったり…
海外経験の豊富な有吉佐和子ならではの描写だったろうと思います。
ところで、ちゃんと紹介するため検索してみると…
え?絶版なの?なんで?
理由はよく分かりませんが…「差別的だから」なのでしょうか?
今、読むべき小説だと思ったのですけれど。
それに、タイトルからも分かるように、「色にあらず」、つまり、「問題なのは肌の色ではない」とたくましく生きていくわけで、人種差別を助長する内容ではないと思うのですが??
絶版
差別的ということで絶版になったものとしては、「ちびくろサンボ」が有名ですね。あれも日本人には理解しづらいのですが…
昔、図書館で英語版を読みました。
実はいろんな出版社がいろんなバージョンを出版していたそうで、初めはインド人だったのに途中でアフリカ系黒人バージョンが主流になったとか。そのうちの1つではありますが。
まず、「ちびくろサンボ」は「Little Black Sambo」
お父さんは「Black Jambo」
お母さんは「Black Mambo」
(スペルが違ってたらスイマセン。)
いちいち枕詞のように「Black」と出てくるのです。
英語圏の人から見ると、もしかするとこれが差別的に感じるところなのかなぁ、と思いました。
でも、日本の翻訳者は「Little Black」を「ちびくろ」と訳しました。
「ちびくろサンボ」でひとつの固有名詞みたいですよね。「くろん◯サンボ」と訳しそうなところ。この訳は上手かったんじゃないかしら。
それにしても、過去の文芸作品まで検閲されるような結果になるのはどうなんだろうと、個人的には思うのですけど。
「寝た子(差別)を起こす」と考える人もいるんでしょうか。
おまけ
息抜きに蘭ちゃんのセクシーポーズをどうぞ。
しかし、4年前に新築で琉球畳を選んだ和室。既にかなり傷んでおります。
にゃんこ飼うならフローリングにすべきでしたね。
(^o^;) ボロッ
琉球の風を感じながらのセクシーポーズにゃ。