劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」を観てきました。
(若干ネタバレもあると思いますので、これから観る方はご注意ください。)
画力と哲学
やはり大画面で見ても、画が美しかったです。戦闘シーンの迫力も増しますし。
戦闘シーンやシリアスなシーンの中にコミカルなシーンも適度にあります。そして、今回は哲学的な描写も。
人間にとって大事なのは「精神(心)」で、そこには「無意識の領域」があり、その中に精神の「核」がある。今回の鬼はそれを壊そうとする。
… 深いっす。
個人的に染みたのは、今回大活躍の煉獄さんがヘッドハンティング?してくる鬼に向かって言う言葉(まんまじゃないかもしれませんが、趣旨)。
「人間は老いるからこそ、死ぬからこそ、たまらなく愛おしい。」
… 名言。この方、名言多いのです。
Marukoは、ムチャムチャハマった、というわけではないのですが、♪どうしたって~ 続きが見たくなっちゃうよ。少年剣士たち(主人公の炭治郎と仲間)がこの先、どう成長してどう活躍するのか。あと、TV版で鬼の背景(人間だったころのこととか)を描くところが割りと好きだったけど、今回は(まだ)ない。
いや、これ絶対、続編の映像化あるよね。明らかな伏線というわけじゃないけど、だって、あいつ捕まえないと~!(って、やっぱりハマっとるやん。)
大人がハマるワケ
「鬼滅の刃」がこんなに大人にウケているのは、剣士たちが天下を取りたいわけでも、ただ強さを極めたいわけでもないところかな、と思います。
理不尽なことが続いたり弱いところもあったりするけど、「苦しくても生きなければならない」「世の人々のために耐え抜かねばならない」と前を向く。
コロナ禍に生きていく上で、自分を奮い起たせる何かを欲していた大人たちに、それは響いたんじゃないかしら。
子どもへの影響
さて、子どもさんにはどうでしょう? この映画、暴力的なシーンが多いので、PG12(12歳未満の子どもには保護者の指導・助言が必要)に指定されています。
が、「能力は、世のため、人のために使わなければならない」という教え。煉獄さんのお母さんがしっかり指導してくださいます。保護者がここをしっかり説明できれば、戦闘シーンを見たからって凶暴なコには育たないのではないかと。(グロテスクなものが苦手なコは注意。)
お子さんの年齢にもよるけど、もっと説明できるなら、現代社会では司法制度というものがあり、「私刑(民間人が勝手に他者を罰すること)」は許されていませんので、「悪者を見つけても自分で討ちに行かないようにね~。警察に通報するんだよ~。」とか。
現代社会で悪者を捕まえたいなら警察官を目指すか、追及したいなら検察官、裁きたいなら裁判官、悪者と思われている人にも事情があるかもしれない思えるコは弁護士とか… と、勉学に向かわせるのもありかもしれません。鬼滅の世界とは大分掛け離れますがね。
どーしても刀を振り回したいコには、剣道を習いに行かせるしかありませんか…
ま、ワタシが心配することじゃないんだけど。
今回の主題歌もイイです。映画観た後で聴くと泣けるのよねぇ。
(ToT)/~~
でばんがにゃいので
ひとくいおにを えんじてみたにゃ。
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