ベンガル娘のお休み処

ねこバカMarukoとベンガル蘭ちゃんの暮らし 

【本】小説「百貨の魔法」(村山早紀)を読みました。

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今日は最近読んだ本のご紹介です。

村山早紀さんの「百貨の魔法」という小説です。2018年本屋大賞ノミネート作品です。

ちなみにこの本を選んだのは、店頭で表紙のイラストを見て。ステンドグラスのある建物の屋根にオッドアイの白猫が描かれています。

猫バカ、猫デザインを見ると思わず手に取るクセがありまして…

百貨の魔法 (ポプラ文庫 む 3-1)

百貨の魔法 (ポプラ文庫 む 3-1)

  • 作者:村山 早紀
  • 発売日: 2021/04/07
  • メディア: 文庫
 

 

少し前に、子どもの頃のエレベーターの思い出について書きましたが、この本を読んでいて思い出したのでした。

run-maruko.hatenablog.com

 

時代の波で、「閉店が近いのでは?」と噂される老舗百貨店が舞台の物語。

この百貨店で働く人たちが主人公なのですが、最初に出てくるのがエレベーターガールなのです。

エレベーターガール、懐かしいよね。

あ、若い人は知らないかも? いつからいなくなったんだっけ?

屋上の遊園地も懐かしい… かなりおぼろげな記憶だけれど。最後に行ったのいつ?

というか、そもそも百貨店に行かなくなったなぁ。

Marukoはもう長いこと行ってません。大型店に行くとしても、スーパー系のショッピングモールしか行かなくなってしまいました。


個人的な思い出はさておき、ノスタルジーを感じる百貨店を舞台に、エレベーターガール(第一幕)のほか、靴専門店の女性店主(第二幕)、時計と宝飾品・贈答品フロアの男性フロアマネージャー(第三幕)、資料室勤務の若い女性社員(第四幕)、創業者(幕間)、新ポストであるコンシェルジュの女性(終幕)など、百貨店を愛する人たちが織り成す暖かいドラマ。

そして、全体のキーとなる、この百貨店に伝わる「魔法の白い子猫」のウワサ。いわゆる都市伝説のようなものですが、果たして真実やいかに。

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子猫にまつわるほんのりファンタジー

こんな魔法はあってほしい、いや、あるのかもしれない。そう思わせる優しい物語でした。

 

時代の波に加えて、コロナ渦で百貨店は大打撃だと思いますが、落ち着いたら百貨店に行ってみたいな、と思います。

きっと、今までとは違う目で、働く人やお客さんを見ちゃいそうです。この人にはどんなドラマがあるのかなー?って。

  (^o^)/~~

 

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 ねこはみんにゃ まほうがつかえるにゃ。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。