少し和らいだ陽が気持ちの良い日です。
今日は、AmazonPrimeで観た映画「日日是好日」をご紹介します。
原作はエッセイのようです。
ということは、実話ということですかね?
主人公の女子大生を黒木華さん、同い年のいとこを多部未華子さん、二人が習いに行く茶道の先生を樹木希林さんが演じています。
実はMarukoは高校のとき茶道部でした。
なので、本当に習ったとおりにお稽古が進むところがとても懐かしくて、そして思い出しました。
無の境地とまではいきませんでしたが、お点前の手順や作法に集中することによって、心が平らかになること。
気が付くと、内面のささくれだったものやどろどろしたものが凪いで、静かにいられること。
お稽古を懐かしく見ていましたが、しばらくすると、もしやずっとお茶のレッスン動画みたいな?という思いが頭をよぎります。しかし、なんせ最後は二十四年後。その間にやはりいろいろと出来事はあります。でも、敢えてそこをあまり詳細には描きません。
人生の挫折などを経験しつつも淡々と時間は過ぎ、ただお茶の世界は変わらず側にある、そんな感じです。
ちなみに、「日日是好日」は禅の言葉で、文字どおり「毎日毎日が素晴らしい」ということですが、さらに進んで、様々な解釈があるようです。
この映画では、主人公が次のように語ります。
雨の日は雨を聴く。五感を使って、全身で、その瞬間を味わう。
雪の日は雪を見て、夏には夏の暑さを、冬には身の切れるような寒さを。
(映画「日日是好日」公式サイトより)
映画『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)公式サイト 2018年10月13日公開。
毎日が、一期一会の大切な時間。その愛おしい時間をしっかり感じたい。
そんな意味でしょうか。
ジェットコースターのようなハラハラドキドキや、だーいどんでん返しを期待している人には、退屈でつまらないと感じられるかもしれません。
でも、静かに味わう映画もたまには良いものです。
内面を見つめ、いろんなものと折り合いをつけ、季節を感じながら、時間は過ぎていく。
樹木希林さんの自然体で、かつ深みを感じさせる姿にも心を打たれます。
秋の静かな夜長にいかがでしょう。
♪ヽ(´▽`)/
おかしめあてで にゅうぶしたくせに。
(バレたか…)
いつもお読みいただき、ありがとうございます。