真鍋淑郎氏がノーベル物理学賞を受賞されました。
CO2と温暖化の関係を最初に明らかにした方だそうで、素晴らしいですね。
明るいニュースとして多く取り上げられています。
それにしても、真鍋氏は東京大学大学院卒業後はアメリカに渡り、アメリカ国籍も取得されています。
そして、プリンストン大学での受賞会見の中で(動画の1:00辺りから)
「日本に戻りたくないのは、同調する能力がないからです。」
" Because I'm not capable
of living harmoniously. "
と言ってますね。
自分にその能力が無いせいだ、と表現しつつも、日本は living harmoniously できないと生きるのが難しい社会だということでしょうね。
しかも、それは世界的に共通認識なのかも。
だって、ウケてるもん。
harmony = ハーモニー = 調和
というと、なんだか耳障りが良いのですが、根本的な意味は「合わせる」ということですね。
日本ではこれが大事。
そして、これは良い意味で力を発揮することがあります。
「みんながマスクしてるから、しなくちゃ。」とかね。
でも、
「みんなが叩いてるから、叩いていいよね。」となると… 怖いですよね。
異質なものを排除し、多様性を認めにくかったりもしますし、暗黙の了解が多すぎたりもします。(男子がポニーテールにしちゃダメって決まりありましたっけ?みたいな。)
真鍋氏が大学院を卒業した頃にはまだあまり注目されていない分野で、日本に活躍の場がなかったこともあるでしょうし、温暖化の話は高度経済成長に水を差すことになりかねないのでやりづらい、ということもあったのかもしれません。
結果的には、日本を飛び出してよかった、アメリカで研究を続けられてよかった、と思っておられることでしょう。
優秀な研究者は、日本を出るべし。
さて、日本は今のままで良いのかしら?
('_'?) ウーン
あんたが かんがえても…
(そうなんだけどね。)
いつもお読みいただき、ありがとうございます。