ベンガル娘のお休み処

ねこバカMarukoとベンガル蘭ちゃんの暮らし 

【本】「漁港の肉子ちゃん」ほか3冊

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前回は猫関連の本を紹介しましたが、今日は最近読んだ小説を紹介します。

実は、感想を書こうと思っているうちに時間が経ってしまうので、備忘録を兼ねてまとめて紹介しちゃいます~

1冊1冊の紹介は薄くなりますが、ご了承くださいませ。

 

1. 漁港の肉子ちゃん

明石家さんまさん監督でアニメ映画化され、話題になりましたね。Marukoは観ていませんが。

映像化したくなるの、分かります。

肉子ちゃん(あだ名です。)のキャラ、特別ですもん。こてこての関西弁、太った見た目、男には騙されるけど敵を作らない愛されキャラ。

でも、主人公は肉子ちゃんじゃない。小学生の娘きくりん(喜久子)。

きくりんの本当の気持ち、そして出生の秘密…

愛って、親子って、なんだろうって、改めて考えさせられます。血が繋がった親が一番愛してくれる人とは限らない…(実感。)

 

2. 食堂かたつむり

恋人に全ての財産を持ち逃げされたところからストーリーが始まります。

主人公の倫子は、店を開きたいと貯めていた資金を失い、恋を失い、声まで失う。何も失くなった倫子は、田舎に帰って小さな食堂を開く。それは、1日1組だけ、そのお客さんだけのメニューを出す食堂だった。「幸せになれる」という噂の食堂になったが…

実は倫子は、自宅の敷地内でスナックを開く、自由奔放な母のことが嫌い。いつか分かり合えるのか…

この辺りは個人的に共感する部分が多い。

食を大事にする姿勢にも賛同。ただね、生き物を食べ物にする過程がちゃんと描かれすぎていて…

でも、楽しいだけが読書じゃないものね。考えさせられるのも読書。

残酷だとしてもワタシはベジタリアンにはなれそうにないし。主人公と同じように敬意を持って、無駄にせず大事にいただくしかないのだな…

 

3. さざなみのよる

主人公(と言っていいのか?)のナスミは43歳で病死する。そこから、夫や姉妹や知人、いろんな人が主人公になるというか、いろんな人にとってのナスミが描かれる。つまり、「ナスミの死」をきっかけに、「ナスミの生」がさざなみのように人々の間に広がり、影響を及ぼしている…

ナスミを描いた部分では、死ぬってこういう感じなのかぁ… そんなに怖くないのかも?って思ったり、ナスミの死後は、死は終わりではなく、誰かの中に生きていくことなんだ、と思ったり。

さて、ワタシは誰かの中で…??

 

4.  夫の墓には入りません

以前紹介した「老後の資金がありません」の垣谷美雨さんの小説です。

円満な夫婦だと思っていたのに、夫が死んだ後…

結論から言うと、ネタバレになるかもしれませんが、「姻族関係終了届」の話です。Marukoは職業柄(退職前の)、そういう手続きがあることは知っていました。

簡単に言うと、死んだ相手と離婚するようなもんです。が、相続権は失われません。どんな意味があるかと言うと、義父母などと縁が切れる、祭祀承継(いわゆる墓守り)しなくて済む、ということです。「復氏届」を出せば旧姓に戻ることも可能です。

お姑さんとうまくいっていない人は要チェックかもね~!?

 

親子関係やら、死が残すものなど、今回はいろいろ考えさせられる本でした。

また面白い本があったら、紹介します。

 (^o^)/~~

 

 

おまけ

気が付くと、台所仕事を監視されてましたw

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 つぎのタスクがせまってるよ。

 

(えっと、ボール遊びでしょうか?)

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。