ベンガル娘のお休み処

ねこバカMarukoとベンガル蘭ちゃんの暮らし 

【本】「れんげ荘」(群ようこ 著)ほか3冊


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寒くてこたつから出られないMarukoです。

今日は最近読んだ本の記録。

 

1. 「れんげ荘」(群ようこ 著)

有名な広告代理店でバリキャリな働き方をしていたキョウコは、45歳で突然退職し、ボロアパートに引っ越す。働かず、貯蓄を取り崩しながら月10万円で生活すると決め、慎ましく、でも心穏やかな暮らし。

…って、これ最近流行りのFIREぽい!?

この本が書かれた頃は当然そんな言葉はなかっただろうけど(2009年刊行)。

49歳で突然退職したMarukoにとっては共感する部分が多くありました。働き方だけでなく、反りの合わない母親のこととかもね…

アパートの住人や姪との交流が温かくて、一人だけど一人じゃない感じが幸福感を増している気がします。

 

2. 「びんぼう草」(群ようこ 著)

同じく群ようこさんですが、こちらは短編集なので詳しくは書きませんが、時代がワタクシにピッタリマッチな感じ。つまり、昭和なんだけどw  登場するレコード屋さんで流れているのは、学生ウケを考えて「光GENJI」だったり。

ブサイクな猫を拾ってくるという短編があって、猫好きには堪らない。表紙のイラストにも、猫いるしね!

群ようこさん自身、愛猫家だそうですよ。

 

3. 「ひぐまのキッチン」(石井睦美 著)

「ひぐま」は主人公、23歳女の子のニックネーム。で、このひぐまちゃん、大学では応用科学を専攻していたけれど、人見知りが災いして、悉く面接で落とされ、就活に失敗。祖母のつてで面接に行った食品会社に就職できたが、応用科学を生かせる仕事ではなく、なんと社長秘書。

それって秘書の仕事なん?って思うけど、要するに食に纏わるエピソードの数々。

美味しいって、高級とかってことだけじゃなくて、思い出とか作り手の気持ちとか、そういうものでできてるんだなぁ…

 

4. 「月と蟹」(道尾秀介 著)

道尾秀介さんの直木賞受賞作。

父を病気で亡くした男の子と親に虐待されている男の子。二人は秘密の場所で、ヤドカリを神様に見立てた遊びをしている。そして、願いは叶っていくのだが…

母を事故で亡くした女の子も加わり、3人の小学生の、それは遊びとは言えない、切実な願いや祈りのこもった念となり、計画となり…

子どもの遊びがテーマなら、ほっこりした話?と思われたかもしれませんが、答えは否。

子どもの純粋さ故の残虐性や、未熟さ故の大胆さ。

子どもは大人が思っている以上に大人の事情を理解しているし、いろんな感情を持っている。けど、それらを隠すことには長けていて、大人はそれを知らない…

自分の子ども時代を振り返って、そんな風に思いました。


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来週からバイトするので、読書時間減りそうかな~

読書中、ローソファの背もたれでまったりする蘭ちゃんをときどき眺めるのが至福だったのですけれど!

 (^o^)/~~


おまけ

↓昨日のインスタから。

夕暮れ時にタワーでまったりする蘭ちゃん。スワイプすると動画もあるので、よかったら見てやって。カワイイから!(親バカ)

 
 
 
 
 
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