ありえない、ありえない、ありえない。
最近、悲しいニュースが多すぎる。
人に対する物騒な事件もいろいろあって恐怖でしかないけれど、人間より弱い動物をひどい目に遭わせる、それも管理者の手で… というのが連続していて、ペットを飼う人間としては信じられないし、憤りMAX。
飼っている人(厳密には、世話してる人の連れ合いかもしれないが)が家の中で虐待する場合、外部に気付かれにくい。
これは児童虐待も同じ構造。ニュースになるのは氷山の一角、かもしれないのです。
子どもの頃、近所に犬を飼っている家がありました。
そこのおじさんは平日の昼間も酔っぱらっているように見えた。そして、ときどき犬の悲痛な(そう聞こえた)声がして、いつの間にか犬はいなくなった… と思ったらすぐに次の犬がいた。
そういうタイプのヤツは常にいるのかもしれない。
犯罪心理学の分野からは、殺人などの凶悪犯罪を犯す前に動物虐待を経験していることが多いとの指摘があります。この「動物虐待と対人暴力の連動性」については、欧米では研究が進んでいるけど、日本ではそれほど研究されていないらしいです…
司法に関するこんなニュースも。
ペットが民事上、モノ扱いなのは法律家にとっては常識とも言えます。
例えば、石を投げつけて窓を割った場合。修理代または購入代金を「弁償」すればよい。
刑法で言えば器物損壊に当たります。
動物虐待を同じ感覚で扱ってしまったら。
モノの代金を「弁償」したなら、民事上はそれ以上の慰謝料等を認めるのは難しいし、刑事上も起訴猶予になったり起訴されても軽い刑罰で終わる可能性が高い。
それでは、命の重みに鑑みて動物愛護法を厳罰化した意味がない。
記事にあるように、私も民法や刑法の基本法で人以外の命に対する侵害行為について定める必要があるのではないかと考えます。
刑事上では、対人暴力への発展を予防することを前提に、動物の命を脅かす行為は厳罰に処すべきこと。
民事上では、ペットは唯一無二の家族であり、その命の重みを前提に精神的苦痛の算定を行うこと。
この両輪が揃い、趣旨を尊重した運用がなされる必要があると思うのですけれど。。。
ι(`ロ´)ノ
ただのモノにみえるの !?
いつもお読みいただき、ありがとうございます。