ベンガル娘のお休み処

ねこバカMaruko(がんで公務員を退職)とベンガル蘭ちゃんの暮らし 

【本】「月まで三キロ」(伊与原新 著)を読みました。

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今日は伊与原新さんの短編集「月まで三キロ」をご紹介します。

伊与原新さんの作品はこれがお初です。

伊与原さんは、東京大学大学院で地球惑星科学を専攻されたそうです。

そして、6編の短編+特別掌編はどれも、理系に関する知識が生きています。月や宇宙や素粒子、雪の結晶やアンモナイト。理系が苦手なMarukoでも、読みやすい文章と温かい物語の中で、新鮮かつ面白く、すんなり受け入れられた感じです。

 

 

Marukoが個人的に印象に残ったのは、「エイリアンの食堂」。

妻を亡くして4年のシングルファザーは小さな食堂を営んでいる。小学3年生の娘は近頃、魔法や心霊、輪廻転生などに凝っている。おまけに不眠症

娘はカウンターの端で夜を過ごすうち、毎日のようにやってくる女性客を「プレアさん」と名付ける。

プレアデス星団」(「すばる」とも言う)から来た「プレアデス星人」に違いないと。

 

さて、プレアさんの正体は?

プレアさんが教えてくれた本当の輪廻。

世界が、いや、宇宙が愛おしくなる物語です。


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表題作の「月まで三キロ」は、死に場所を探す男性客とタクシー運転手のドラマ。

「この先にね、月に一番近い場所があるんですよ」と運転手が言う。

そして、見つけた道路の案内標識。

「月  Tsuki  3㎞」と表示されている!?

 

狭いタクシー内から、遠い月まで(ホントは38万キロだって!)映像を移動させる巧さと、内面は淡々と重すぎず描くことで、共感を呼ぶ物語となっています。

 

ちょうど今日は十五夜で満月だそうです。

Marukoも月を愛でたいと思います。

と言いつつ、月見にかこつけて…

 ┐('~`;)┌ カッチマッタ

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 つきよりだんご

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 … より ちゅーる!

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。