「あたしは、月のように死んで、生まれ変わる」
今日は、佐藤正午さんの直木賞受賞作「月の満ち欠け」を紹介します。
Maruko は観ていませんが、先月映画公開もされましたので、ネタバレすぎにならないように。
小山内の娘、瑠璃は7歳で家出を試みた。高田馬場のレンタルビデオ屋を目指して。なぜ、そんなところ…? その後穏やかに時は過ぎるも11年後、妻と瑠璃は交通事故で亡くなる。
時代は遡って、高田馬場のレンタルビデオ屋でバイトしている大学生の三角は、瑠璃という女性と知り合い、恋に落ちる。
「月の満ち欠けのように、生と死を繰り返す。」
生まれ変わったら、また三角と出会う。そんな会話をした後、瑠璃は不慮の死を遂げる。
小山内の娘は果たして…
…だったのか? そしてまた…?
三十余年に亘る物語で、かつ、登場人物が多いです。なんせ「瑠璃」「瑠璃」「るり」がいて、その家族などがいるので、人物相関図が必要な感じw
映画の方が分かりやすいのかもしれませんね。
最後まで読み終わったら、冒頭に戻って、三角と瑠璃の物語が始まる前の部分を読み返すと、理解が深まる気がします。
Maruko は生まれ変わりとか、あまり信じないタチだけど、本作にも出てくる、「前世の記憶を持つ子ども」が世界中にいるという話は興味深いですし、ファンタジーとしては面白いと思います。
生まれ変わりといえば、今やってるドラマ「ブラッシュアップライフ」(バカリズムさん脚本)も面白いです。
生まれ変わりがあると思った方が、ニンゲン真面目に生きてイイのかもしれません。(徳を積まないと、ニンゲンに生まれ変われないかもしれないからね!?)
ヾ(゜0゜*)ノ?
あたちのぜんせは
ちゅーるずきの おひめさまにゃ。
(まんまやん。)
いつもお読みいただき、ありがとうございます。