カワイイお婆ちゃんになりたいなぁ…
自分は50代前半だけど、ダンナが60を過ぎると、なんだか気分は「老後」真っ最中のMaruko です。
そんなとき、タイトルが気になった「マジカルグランマ」。マジカルなバアサン?
今日は柚木麻子さんの長編小説「マジカルグランマ」を紹介します。
正子は75歳の元女優。映画監督である夫との結婚を機に仕事を離れていたが、CMでカムバック。
カワイイお婆ちゃんとして脚光を浴びるが、離れで家庭内別居中だった夫が亡くなったことを境に、状況は一変。世間は手のひら返し。
そんなとき、夫を慕う若い娘が訪ねてきて…
ちなみに、タイトルの「マジカル」は、ファンタジーな「魔法使い」的な意味ではありませんでした。
映画やドラマの中で、マジョリティの登場人物を助けるために都合よく登場する人物を表して、「マジカル○○」と言うのだそうです。
例えば、白人を都合よく助ける「マジカルニグロ」、異性愛者を都合よく助ける「マジカルゲイ」。
そして、正子は「マジカルグランマ」であることに抗うのです。本当の正子は「カワイイ」なんてもんじゃない、超パワフル。自己主張もするし、取っ組み合いの喧嘩もするし、お金のことばっかり言うし、夢も追う。
確かに、誰かにとって都合の良い「カワイイお婆ちゃん」になるより、自分が主役にならなくちゃね~
Maruko も「カワイイお婆ちゃん」より、ちょっとくらいワガママでパワフルなバアサンを目指した方が楽しく生きられる気がしてきましたよ。
♪~(´ε` )
いまは じゅうでんちゅう?
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