「わたし、好きな人ができても結婚できないのかなぁ。」
Marukoが大学生のころに聞いた、女子中学生の言葉です。
当時、Marukoは中学3年と小学6年の姉妹の家庭教師をしていました。とても人懐っこい姉妹で、授業中は「先生」と呼ぶけど、授業が終わると「お姉ちゃん」と呼んでくれる間柄でした。
ある時、中学生の姉が、意を決して打ち明けてくれたのは、自分たちが在日コリアンであるという事実でした。普段は通名(日本名)を使って暮らしています。
そして、冒頭の言葉です。
「そんなことないよっ! そんなの関係ないよっ!」
Marukoは即座に否定しました。
でも後になって、自分が偽善者であるように思いました。というのも、大学の友人からも在日コリアンであることを打ち明けられ、その子が彼氏から「自分は田舎の旧家の長男だから、在日コリアンとは結婚はできない。」と言われている事実を聞いていたからです。
Marukoは他人事ながら、その子の彼氏にムチャ腹を立て、そして悲しかったのを覚えています。必ずしも「付き合う=結婚」ではないにしても、「真剣に付き合う=結婚を夢見る」のが普通だと思うので。
(その子はその後、新たな出会いを経て、幸せな結婚をしました。(^o^)ヨカッタ )
あれから数十年経ちます。
外国人に対する理解も進んできたと思いますし、日韓に関しては、韓流ブームがあったり、民間レベルでの交流が増えたりして、あの頃よりは壁がなくなってきたのではないかと思っていました。
そこへ、このところの日韓関係の悪化です。
これを読んでいる人の中にも嫌韓の方がいらっしゃるのかもしれません。でも、皆さんが政府間の悪い空気をそのまま個人レベルに反映させないことを祈ります。韓国政府のやっていることと、韓国にいる人達や在日の人達とイコールではありません。
韓国でもたぶん、日本政府は嫌いだけど、日本人には恨みはない、という人が大部分なのではないかしら。むしろ日本文化は好きという若者も多いのではないかと思います。Marukoはオカリナのイベントで韓国に行ったことがありますが、皆さんとても親切でしたし。そのときのことは次回書きましょうかね。
あのときの姉妹が幸せでいてくれますように。
(*⌒∇⌒*)
(きょうは まじめだにゃ。)