ベンガル娘のお休み処

ねこバカMarukoとベンガル蘭ちゃんの暮らし 

お婆さんと介護職員(と思われる女性)の会話で思い出した祖母との暮らし


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Marukoの住む地域では今日もイイお天気でした。名古屋では桜が咲いたとか。異常気象なら手放しで喜んでいてはいけないのかもしれませんが、でも、暖かい方がうれしいし…

 

昨日の夕方、スポーツクラブからの帰り、最寄り駅から自宅に向かって歩いていると、前を一人のお婆さんが歩いていました。と、向こうから女性が駆け寄ってきて、

「どこに行ってたの~!? 心配して探してたのよ!」

お婆さん「おとーさんが東京に行ってしまって、でも、お金を持っていないからどーしよーかと思って…」

女性「東京にいるのは息子さんじゃ…」

お婆さん「いや、おとーさん」

女性「それで、駅にいたの? 寒かったでしょ? おとーさんに頼まれてるから、帰りましょうね。今日は泊まるところもあるし、ご飯も用意できてるからね。」

 

女性は介護職員の方なのかなぁ、という感じでした。お婆さんの言うことを否定しないで、うまく寄り添っておられました。

否定しちゃいけないんですよね。なかなか難しいことですが。

というのも、Marukoは若いころ、認知症が始まった祖母を1Kのアパートに引き取っていたことがあるのです。盗られ妄想もあり、親の世代が匙を投げたからですが。

一緒に住んでいるとき、祖母の言うことを否定すると「◯川(一番近い一級河川)にハマって死んでやる!」と喚かれていました。

そのうち施設に入ることができました。認知症の始まりのころは、激しい気性はそのままで記憶だけ欠落しているので、荒れていましたが、さらに進むと、ぼんやりして穏やかになり、カワイイお婆ちゃんになりました。

ウチのダンナを「おとーさん」と呼んだこともあります。自分の父親のことか、それとも夫(Marukoの祖父)のことか。後者だとしたら、もしやMarukoと男の趣味が似てたのか?なんて。

 (^-^;  ニテル?

終わってみれば、いい思い出です。

 

Marukoの年代だと、まだこれから親の介護が待っている人も多いのでしょうが、Marukoは若いころに親や祖母のことで苦労した分、神様が早く解放してくれたのかも、と思います(ダンナの親は残ってますが。)。若いころは同年代の子がお気楽に見えたものですが、今はお気楽を満喫中です。一生の中では帳尻が合うものかもしれません。

今、大変な方も、そのうち穏やかなときも訪れると思って、でも、自分を一番大事にして、楽できる方法を探してやっていくのがいいと思います。

 

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抱っこは嫌いだけど、なぜか、たまにMarukoの足の間にハマる蘭ちゃん。

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せめてこっち向いてほしいんだけど。いつもお尻を向けてハマるのでした。

最後はお気楽で。(^-^)/