お片付け、苦手です~
お片付けというか、捨てる決断というかね…
断捨離やミニマリストがブームの今日この頃。特にこの年代には、ですけど。まだまだ手を出せずにいるMaruko の目に留まった「お片付け小説」!?
今日は越智月子さんの小説「片をつける」を紹介します。
40歳目前の阿紗は、マンションでひとり暮らし。偶然助けることになった高齢の隣人、八重もまたひとり暮らし。そして、噂の変わり者。
やむを得ず入った八重の部屋の中は荒れ放題。
片付けずにはいられない阿紗の過去。
片付けることを放棄した八重の過去。
二人の人生が交わり、一緒に片付けることで取り戻すもの…
決してお片付けや断捨離のハウツーとか、トレンドに乗っかった感じのものではありませんでした。(巻末に少し、「阿紗のお片づけレシピ」なるものが載っていますが。)
悲しい過去を持つ孤独な単身女性の二人が交流することで生まれる、温かいヒューマンドラマです。
そして、物語の良いスパイスになっているのがコノハズク(表紙イラスト参照w)のヨハネ。
部屋は荒れていてもヨハネの居る場所はキレイにして世話もちゃんとしているところが、ペット飼いには好ましく思えて、変人のバアサンも憎めない。
でもやっぱり、死ぬ前に片付けとかないとなぁ(教訓)。
┐('~`;)┌ デキルカナ
ほしがりすぎなんだにゃ。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。