人からは「変わっている」と言われるけれど…
今日は、本屋大賞連続受賞の凪良ゆうさんによる小説「わたしの美しい庭」をご紹介します。
小学生の百音は翻訳家の統理とマンションで二人暮らし。血は繋がっていない。
マンションの屋上には悪い縁を絶つという小さな神社と庭園があり、統理はその神社を継いだ宮司でもある。
朝になると、同じマンションに住む路有が移動バーの仕事帰りにやって来て、朝ごはんを作ってくれる。路有は性的マイノリティだが、今はフリーだ。
そんな彼らの暮らしを世間は「変わっている」、あるいは「大変」とか「かわいそう」と思うのだが…
絶ちたいものも必要なものも人それぞれなのですよね。
とかく人はマジョリティに属するモノ、ヒト(多数派)を「普通」とみなし、そうではないものを「普通ではない」と考えがち。
そして、「普通ではないもの」に対する優しい言葉の裏に偏見が潜んでいることもあります。
凪良ゆうさんの作品を読むと、いつも自分の価値観を疑うことを余儀なくされるというか、自省を促される気がします。
百音は、統理が手入れする美しい庭を眺めながら、幸せな日々を暮らしていく…
世間が何と言おうと。
(^^)/~~~
せけんがなんといおうと
このマッサージチェアは
あたちのものよ!!
いつもお読みいただき、ありがとうございます。