Marukoが乳がんの告知を受けたとき、それほどショックではありませんでした。というのも、人間ドックで引っ掛かり、その後の検査課程で「限りなく黒に近いグレー」だと自分で認識できていたので…
確定診断を伝えられたときは
「あ、やっぱり。だよね。」
今日紹介するのは、久坂部羊さんの連作小説「告知」です。
在宅医療専門の「あすなろクリニック」。
医師や看護師たちは日々、在宅で死に向かう終末期の患者とその家族に向き合う。その患者らと医療従事者の姿を看護師である「わたし」の視点で描く6つの物語。
表題作「告知」に登場する患者は、67歳男性、多発性骨髄腫(骨髄のがん)の末期。妻によると、以前「自分ががんになっても絶対に知らせてくれるな。」と言っていたため、がんの告知がされていないという。本人は至って陽気に、元気になる日を待ち望んでいる。
さて、 医師はどう対応すべきか。
著者の久坂部羊さんは現役の医師で、あとがきによると、実際に在宅医療のクリニックに13年間勤務したそうです。そして、この本の物語はほぼ全て実話に基づいているとのこと。そのため、美化されることなく、患者の苦しみや死に際が描かれています。
ALSで安楽死を願う患者の苦しみや、看護師が施す死後の処置(エンジェルケア)など、いずれも包み隠さずリアルに描かれ、自分が患者だったらと思わずにいられない、と同時に、医療従事者にはリスペクトしかありません。
終末期医療について知るとともに、自分ならどうしたいか、考えさせられました。
最近、気が付くと、「死」に纏わる作品を選んでる?
これも、一度でもがんになったせいなのか、それとも、そんなお年頃だからなのか。ここ数年、メディアでよく知っている人が亡くなること増えたしね。年とともにそういうのも増えるよね。しゃあない。
次はちょっと違う感じの作品にしますw
(>_<)/~~
おまけ
蘭ちゃん、冬は、ベッドルームのミニホットカーペットの上(人間のベッドと同じ高さ)か、リビングの猫用こたつで寝ています。
冬は、おててないない、です。
げぼく まっとうしてから
ぴんぴんころり したまへ。
がってんだ!! └( ゚∀゚)┘
いつもお読みいただき、ありがとうございます。